登記書類は令和元年?それとも令和1年

平成から令和に元号が変わり間もなく2月となります。

当事務所でも会社設立のサポートは主たる業務ですので、絶え間なく相談があるのですが、当社に限らず定款作成代行を主たる業務に据えている行政書士さんの事務所であれば、多分書類の作成はエクセルなどでシステムを組んで、凡ミスを防止していると思います。この凡ミスというのは信じられないかもしれませんが結構あります。住所が間違っているとか、中には名前が間違っているというのも見たことがあります。こういうミスはエクセルでマクロを組んでしまえば、完全に排除出来ます。

ただ、システムを組んでいるだけに、元号の変更は固定で平成と記入させていた箇所を全て直さなければいけないので結構大変です。とは言え、一度直してしまえば、令和の期間はずっと使えるので、苦労は最初だけなのですが。当事務所でもゴールデンウィーク中に修正をしておきました。

さて、本題ですが、会社設立には様々な書類の作成が必要になりますが、各々の書類には日付を記入しなければなりません。平成31年4月30日までは何の迷いもなく記入できましたが、令和の初年度は1年と書くのでしょうか。それとも元年と書くのでしょうか。

これについては、結論はどちらでも良いとのことです。もっと言えば平成31年と記載しても問題は無いとのことでした。流石に、来年を平成32年と記載するのは補正の対象になりそうですが・・・。

令和に入ってからの謄本を確認すると登記日は令和1年と記載されており、謄本の発行日は令和元年と記載されています。ということは登記に影響する日付に関しては令和1年の方が望ましいということでしょう。