2016年

10月

18日

正装で公証人役場

少し前に、とある建築会社の会社設立手続きを行いました。個人事業として起業されてからのお付き合いなので、初対面ではないのですが、打ち合わせの際はいつも作業着で、時には泥まみれになっていることもありました。ここ最近、まじめな性格も功をなしてか徐々に仕事が増え、そろそろ法人なりしましょうということで、株式会社の設立に至りました。

手続きや書類はこちらですべて作成できるのですが、印鑑証明や実印の押印、資本金の払い込みなど本人に行ってもらわなければならない作業も少なからずあります。

当事務所ではなるべくご本人の負担を減らすために一日ですべての会社設立手続きを行うようにしています。具体的にはこちらで書類を用意して、認証当日に、そこで持参物のチェックと押印などを行い、そのまま公証人の認証を受けるようにしています。

予め30分程度で終わりますと案内はしているのですが、初めての体験で、ましてや公証人というめったにお目にかかれない方の処に赴くということで普段お会いする際は作業着姿しか見たことがなかったのですが、きちんとスーツを着て革靴を履いて来てくれました。申し訳ないなあと思いつつ、いつも通り認証手続きは行い、ご本人に出番は全くありません。せっかくスーツまで着てもらったのに、あっという間に手続きが完了し、本人は唖然としています。

そして、先日、その方からの紹介で別の建設会社の設立手続きを行いました。そして、その方も全く同様にスーツに革靴で来られました。

私たちは頻繁に通っているためなんとも思わなくなった公証人役場ですが、この仕事を始めたばかりの頃は、やはり同様に公証人と聞くだけでなんだか緊張し、失礼がないようにしないとと気を張っていたころを思い出し、ほのぼのとした気分になりました。

何事も初心を忘れず、精進していきたいと思います。

ちなみにお二方とも公証人の面前で面接のようなものがあると思っていたそうです。私の説明不足でした。この場を借りてお詫び申し上げます。