2015年

5月

08日

会社設立と詐欺

会社設立業務を行っていると思わぬ経験をすることがあります。

当事務所ではいまだにありませんが、詐欺を行うための架空会社の設立の依頼を誤って受けてしまうケースが多々あると聞いています。もちろん、受ける側は、必要書類を全て用意頂け、決められた報酬を受け取れば断る理由はありません。

特に、最近では格安での設立代行を謳っている行政書士事務所や税理士事務所が多数存在しますが、その多くは本人と会うこともなく、単純に書類のやりとりだけで手続きを済ませてしまいます。

このような設立代行会社は詐欺集団にとっては最も利用価値が高い存在となります。

特にホームページ上に会社設立に関する情報を記入させるようなシステムまで組んでいる事務所もありますが、ある意味、書かれた情報を自動的に必要書類に埋め込むだけで、全く人間同士のやり取りが発生しなくなります。

詐欺を行う集団は架空の会社の設立を繰り返します。そのたびに、いちいち面談したり、打ち合わせをしていたのでは、足が付く可能性を高めるだけです。一方で受託する側もなるべく面談や相談など無い方が手間もかからず仕事が楽に終わります。ある意味、両者の利害が一致してしまっているという現状はあります。

当事務所は会計業務を基本としていますので、設立後の会計業務を前提として設立サポートを行っています。よって、出来る限り設立段階から面談を行い、設立から企業後の相談まで、手間はかかりますが、いとわず行っています。本気で会社を運営していきたいと思っている起業家の方であれば最初の打ち合わせが面倒という方はいません。寧ろそのような接し方を求めています。

今後も、このようなスタンスは堅持していきたいと思います。それが詐欺に加担しない最も効果的な方法だと思います。