日本フルハップの会費

日本フルハップという団体をご存知でしょうか。

月額1500円の会費で各種の福利厚生を享受できる、中小企業にとってはぜひとも加入をお勧めしたい団体です。この手の保険はほとんど活用しなければ単なる掛け捨てになってしまいますが、日本フルハップの場合、様々な助成金が受けられますので、使えば使うほどお得感が増します。

中でも人間ドックの助成は年間1万円まで受けることが出来ます。年会費が1500円×12カ月で18000円ですので、年に1回必ず人間ドックにいけば、これだけで、賭け金の半分以上をペイ出来ます。

また旅行などで利用する宿泊施設も一人2000円まで補助してもらえます。福利厚生として各種のコンサートや演劇などへの招待券ももらえます。その他百貨店での購入価格が5%割引になるメンバーズカードなどもあります。

数少ない中小企業にとってありがたい制度ですので、個人事業主の方も加入されているケースが多いのですが、多くの場合、会計処理が間違っています。

日本フルぱッフの会費といえば全額経費になると勘違いされている方が少なくないと思います。多分、税理士や会計士さんでも同様の認識の方は多数いらっしゃるはずですが、これは半分は正解ですが、半分は間違っています。

すなわち、法人の場合は、全額掛け金は経費になりますが、個人事業者の場合は、掛け金のうち、保険料相当額を除いた部分だけ経費になります。保険料部分の金額は日本フルハップのホームページによると852円になっていますので、経費に出来るは648円だけとなります。

なぜ、個人事業者と法人事業者でこのような差が出るのでしょうか。残念ながらこの理由は調べても分かりませんでした。2013年までは個人事業者も会社同様に全額掛け金を経費で処理することが出来ましたが、突然、保険部分は個人負担という案内が出てきました。個人の場合は保険といえば生命保険料控除の対象になるからということも考えられますが、どうやら生命保険料控除の対象にもならないようです。単に個人で負担してくださいとだけ、日本フルハップのホームページには掲載されています。

気になるので、一度直接電話で問い合わせてみたいと思います。