会社設立の注意点【0円設立について】

こんばんは。行政書士の武田です。今年の仕事はまだまだやり残していますが、取りあえず、本日で仕事納めとします。今年一年、多くのお客様と契約の機会を頂き、心より感謝申し上げます。

さて、一年間を振り返ってみて、直接会社設立案件ではありませんが、会社設立直後の会計顧問契約というケースが少なからずありました。そのほとんどが、ゼロ円設立代行会社もしくは格安代行を利用したお客様からでした。とにかく毎月の会計顧問報酬が高い気がするが、他の税理士事務所の報酬を知らないためこんなものかと思いつつしばらく契約をしていたが、ひとづてに当社の話を聞き、打ち合わせに至ったというケースが多くありました。決して、当事務所が極端に割安というわけではないと思いますが、ゼロ円設立代行会社というのは本当に割高なんだなあと思い知らされるケースに多々遭遇しました。設立初年度で予想売上も1000万円も行かない会社の年間報酬に70万円を取っていたケースもありました。これは本当にひどい話です。当社の見積りは半分程度です。

また顧問料ゼロ円という謳い文句の事務所も最近は増えていますが、これも少なからず当社への切り替えがありました。

少し前なら税理士会からクレームが来そうな宣伝文句もインターネットを中心に横行しています。短絡的な判断ではなく十分な吟味の上、会計事務所も選択する必要があります。

会計事務所業界も過当競争といわれて久しいですが、どこも大変なんでしょう。採用希望者の履歴書を見ていても前職が業務縮小のため敢え無く転職活動に至ったというケースに最近よく出くわします。

当事務所はこの業界では比較的堅実に売上は伸ばしているという自負はありますが、飛躍的な成長には正攻法では難しい業界でもあります。ゼロ円設立を謳って見るのもいいけど、性格に合わないので躊躇してしまいます。

来年はどんな年になることやら。期待と不安の入り混じった年越しです。