あとがき　～起業するということ　

会社設立コンシェルジュのホームページは隅々まで確認していただけましたでしょうか。ホームページは生き物です。まだまだ、これから修正アップデートは繰り返して行きます。いつでもご訪問ください。

さて、普通、ホームページにあとがきなど書きません。しかし、あえて、作ってみたのは、この会社設立という、起業家の皆様の人生のターニングポイントを扱う業務であり、わずかですが起業家の先輩として伝えておきたいことがあり、あえて、あとがきのページを作成しました。

 

リスクはサラリーマンにこそある

起業というと、多くの人は、成功すればお金持ちになれそうだけど商売は生ものだし、リスクがあるので、やりたくない。出来れば潰れそうにない会社（いわゆる上場企業であったり、名の知れた会社）に正社員として入社して、一生安定した暮らしがしたいと思うのではないでしょうか。

どうやら、「リスク」という文字がキーワードのようです。経済の世界ではハイリスクなものはハイリターンが要求される、ハイリターンを謳いながらローリスクなものは詐欺まがいな商品だと言われます。

確かにその通りですが、私はサラリーマンとして働くことがローリスクな生活だとは思いません。むしろ、最もハイリスクな商売は何ですかと聞かれれば、間違いなくサラリーマンと答えます。なぜなら、

自分の人生をコントロール出来ないからです。もちろん全てのサラリーマンがそうとは思いません。組織の中でも自分の目標をしっかりと持ち、代替性のない人材としての地位を確立している方もいるでしょう。そにような方は、仮に会社がつぶれても引く手あまたで、次の職場が見つかるでしょう。しかし、多くの人は、リスクをはき違え、会社が順調な時は順風な生活を送り、会社が傾けば不満分子になっていきます。結果、万が一４０代、５０代で会社が傾き退職を余儀なくされた時には、これまでの経験をステップアップに転職するどころか、どこも雇用してくれないというのが現状なのです。

 

かつての日本ではない

かつて、日本式経営の特徴として三種の神器といわれる特徴がありました。「年功序列」「終身雇用」「 企業別組合」という、諸外国にはない制度です。これらは会社はつぶれない、永遠に成長することが前提でしたが、現在は到底維持できる代物ではありません。倒産率は１０年で９割を超えるという統計もあります。会社寿命３０年説といわれる説がありますが、最近では老舗といわれる会社ですら次々と倒産、リストラを繰り返しています。

このような社会で長く繁栄する会社を見つけ出すほうが困難なことです。

 

人生のリスクとは

私は人生のリスクとは自分に決定権がないことだと考えています。決定権がなければ外部の要素に流されるだけの人生になってしまします。会社が儲かっていれば、多少のおこぼれに預かり、会社がつぶれれば、生活が破たんする。全ては会社がうまくいくかどうかという偶然性に任せた人生がローリスクな人生といえるでしょうか。多くの方はその決定権を持つことをリスクとはき違え、放棄しているように思えて仕方ありません。本来は全く逆で、決定権がないことがリスクであることに気づいている人は少ないように思います。

 

自分で自分の人生の決定権を持つ！

起業することは全ての決定権を自分が持つことです。ここに言い訳もなければ、しがらみもありません。全てが自分次第です。

辛いことも多いですが、私は起業という道を選んで本当に良かったと思います。

そして、今、起業家という人生を歩もうか迷っている方々をサポート出来る仕事にやりがいを感じ、また起業の素晴らしさを伝えていくことに使命を感じています。

 

「人生の決定権を持つこと」これが会社設立コンシェルジュの伝えたいことです。

 

私は２０１０年の夏に開業をしました。それから２年の月日が経ち、その間に多くのことを経験し、多く人に出会ってきました。会社設立コンシェルジュは私の２年間の起業家生活の結晶です。

私が２年間で築いてきた人脈とノウハウをサービスとして詰め込んでいます。

 

我々とともにビジネスの世界で飛躍していきましょう！！

 

この言葉は、たまたま、私が起業した直後に読んでいた経営書に書かれていた言葉です。当時、起業はしたけど仕事も大してなく、何から始めていいのかすらわからない状態でした。そんな折にこの言葉に出会い、勇気をもらいました。それからは、仕事になるかどうかはともかく、がむしゃらに動き続けました。もちらん、今思えば無駄なことも多かったとは思いますが、全てが勉強であり、その結果今があります。動かなければ何も始まりません。そんなことは当たり前のことですが、待っているだけの起業家がどれほど多いことか・・・。